東日本大震災のあった日
仕事を20時に終え、職場のある東京駅から
自宅までひたすら歩いて5時間。
体がグラグラ揺れているような感じのまま
色々なことを考えながら帰りました。
渋谷あたりでくたびれて、少し休憩。
JASRACのビルでトイレを借りることができました。
通りかかった雑貨やさんの前でホットコーヒーが配られていて
とてもいい香りで、「よろしければどうぞ」という声を聞いたら
緊張していた体の力が抜けたのを覚えています。
道路には片方だけの手袋がたくさん落ちてたな。
みんな気もそぞろで帰ったんだろう。
家に着くと猫がいつものように迎えてくれて
電気がつき、水が出て、ガスも出る。ほっとする。
その夜は怯えていたけれど
東京は被災地ではないし
私は何も失っていないのだから
いつまでもショックを受けていないで、
日常を取り戻さないといけません。
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